圧迫骨折の最新治療 ~椎体形成術~
カテゴリ | その他の疾患 |
---|---|
ジャンル | 臨床 |
氏名 | 川西昌浩 |
役職 | 脳神経外科 部長 |
施設名 | 医仁会 武田総合病院 |
住所 | 京都府京都市伏見区石田森南町28-1 |
電話番号 | 075-572-6331 |
HP | http://www.takedahp.or.jp/ijinkai/index.html |
主な病気名 | 圧迫骨折,脊髄損傷 |
主な治療名 | 椎体形成術 |
【本動画について】
本動画は2012年10月10日に掲載されたものです。
多くの人が苦しむ背骨の圧迫骨折。その患者の大半は高齢者です。激しい痛みと寝たきりの治療を余儀なくされるこの圧迫骨折に画期的な治療法である「椎体形成術」が開発されました。この先進医療に挑むのが医仁会武田総合病院の川西昌浩 脳神経外科部長です。
「椎体形成術」は圧迫骨折で潰れた背骨に針を差し込み、医療用の骨セメントを注入して痛みを取るという先進的な治療方法ですが、日本では行われている施設は限られています。川西医師が導入した、リアルタイムに針の位置を把握することができる最新の「ナビゲーションシステム」についてもご紹介します。
このビデオで取り上げたテーマについて詳しくは、次のリンクを参照してください:
●圧迫骨折とは
圧迫骨折というのは大部分が骨粗鬆症によって軽い外傷または全く外傷なしでも骨が潰れてしまうような骨折を言います。
背骨は体を支えている軸になる部分なので、猛烈に痛みを伴うのが圧迫骨折の特徴で、それまで元気に歩けていた方が寝返りすらできず寝たきりになってしまう病気です。高齢者の方が大部分を占めています。
●これまでの治療法と問題点
現在も行われているこれまでの治療法は、骨折した場所を体幹ギプスやコルセットなどで数か月間固めることを目的としています。
こうした従来の治療には、高齢者を長期間寝たままにすることにより寝たきり老人を作る、認知症などの二次的な問題が発生する危険性があります。
●新しい治療法「椎体形成術」
世界的には1990年代前半くらいから積極的に行われているが、日本ではあまり広がっていない「椎体形成術」は、圧迫骨折した背骨に医療用の骨セメントを注入して痛みを取るという治療です。
現在取り組んでいるのは健康保険で認可されている2つの方法。
1つは折れた椎体を針で刺して風船を膨らませスペースを作り、そのスペースの中に医療用の骨セメントを注入する「バルーンカイフォプラスティ」。
最近ではもっと進化して圧迫骨折の急性期に、針を刺すだけでセメントは入れなくても痛みを取る研究段階の方法もあり、適合する患者さんには行っています。
・圧迫骨折に対する骨セメントと使った新治療について
http://www.takedahp.or.jp/media/meguri/110713.html
・脊椎圧迫骨折に対するセメント治療 経皮的椎体形成術
http://www.takedahp.or.jp/closeup/item6.html
●ナビゲーションシステムを用いた椎体形成術
椎体形成術では、周囲にある神経や血管を損傷させず、正確に背骨に針を差し医療用骨セメントを注入する技術が求められます。
川西医師が導入する最新の「ナビゲーションシステム」を使えば、リアルタイムに針の位置が把握でき、正確で安全な手術を行うことができます。
・医仁会武田総合病院 脳神経外科
http://www.takedahp.or.jp/ijinkai/department/no_g.html
多くの人が苦しむ背骨の圧迫骨折。その患者の大半は高齢者です。激しい痛みと寝たきりの治療を余儀なくされるこの圧迫骨折に画期的な治療法である「椎体形成術」が開発されました。この先進医療に挑むのが医仁会武田総合病院の川西昌浩 脳神経外科部長です。
「椎体形成術」は圧迫骨折で潰れた背骨に針を差し込み、医療用の骨セメントを注入して痛みを取るという先進的な治療方法ですが、日本では行われている施設は限られています。川西医師が導入した、リアルタイムに針の位置を把握することができる最新の「ナビゲーションシステム」についてもご紹介します。
このビデオで取り上げたテーマについて詳しくは、次のリンクを参照してください:
●圧迫骨折とは
圧迫骨折というのは大部分が骨粗鬆症によって軽い外傷または全く外傷なしでも骨が潰れてしまうような骨折を言います。
背骨は体を支えている軸になる部分なので、猛烈に痛みを伴うのが圧迫骨折の特徴で、それまで元気に歩けていた方が寝返りすらできず寝たきりになってしまう病気です。高齢者の方が大部分を占めています。
●これまでの治療法と問題点
現在も行われているこれまでの治療法は、骨折した場所を体幹ギプスやコルセットなどで数か月間固めることを目的としています。
こうした従来の治療には、高齢者を長期間寝たままにすることにより寝たきり老人を作る、認知症などの二次的な問題が発生する危険性があります。
●新しい治療法「椎体形成術」
世界的には1990年代前半くらいから積極的に行われているが、日本ではあまり広がっていない「椎体形成術」は、圧迫骨折した背骨に医療用の骨セメントを注入して痛みを取るという治療です。
現在取り組んでいるのは健康保険で認可されている2つの方法。
1つは折れた椎体を針で刺して風船を膨らませスペースを作り、そのスペースの中に医療用の骨セメントを注入する「バルーンカイフォプラスティ」。
最近ではもっと進化して圧迫骨折の急性期に、針を刺すだけでセメントは入れなくても痛みを取る研究段階の方法もあり、適合する患者さんには行っています。
・圧迫骨折に対する骨セメントと使った新治療について
http://www.takedahp.or.jp/media/meguri/110713.html
・脊椎圧迫骨折に対するセメント治療 経皮的椎体形成術
http://www.takedahp.or.jp/closeup/item6.html
●ナビゲーションシステムを用いた椎体形成術
椎体形成術では、周囲にある神経や血管を損傷させず、正確に背骨に針を差し医療用骨セメントを注入する技術が求められます。
川西医師が導入する最新の「ナビゲーションシステム」を使えば、リアルタイムに針の位置が把握でき、正確で安全な手術を行うことができます。
・医仁会武田総合病院 脳神経外科
http://www.takedahp.or.jp/ijinkai/department/no_g.html
【職歴・学歴】
昭和63年 大阪医科大学 卒業
昭和63年 大阪医科大学 脳神経外科 研修医
平成 2年 大阪府立三島救命救急センター
平成 3年 大阪医科大学 専攻医
平成 6年 同 助手、病棟主任
平成 8年 梶川病院 脳神経外科医長
平成11年 医仁会武田総合病院 脳神経外科 医長
平成14年 同 脳神経外科 部長
平成19年7月 武田病院 医局 脳神経外科 部長 併任
昭和63年 大阪医科大学 脳神経外科 研修医
平成 2年 大阪府立三島救命救急センター
平成 3年 大阪医科大学 専攻医
平成 6年 同 助手、病棟主任
平成 8年 梶川病院 脳神経外科医長
平成11年 医仁会武田総合病院 脳神経外科 医長
平成14年 同 脳神経外科 部長
平成19年7月 武田病院 医局 脳神経外科 部長 併任
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